映画るろうに剣心 京都大火編の感想・原作との違いを解説

先週8月1日に公開された「映画るろうに剣心 京都大火編」を観てきました。

追記:「映画るろうに剣心 伝説の最期編」の感想書いたのでこちらも合わせて一緒に読んで下さい。

※記事内にはネタバレがありますので注意して下さい。

 

映画「るろうに剣心 京都大火編」の感想・原作との違いを解説

映画の1作目は正直に言えば全体的に微妙な感想でしたが今回は素直に圧倒されました。

想像以上の十分なボリュームとスケールがあり原作のストーリーをよく前編であれだけまとめたなと。アクション、ストーリー、キャラクター全てが前作よりパワーアップして満腹感

最後まで楽しめて観る事ができました。殺陣シーンも多彩で剣心の軽快な動きは爽快。不殺の設定が実写にはマッチしているなと今更気づきました。新キャラキャストも良い感じ。特に蒼紫、操、翁、宗次郎は原作に忠実に再現されていてて演技も素晴らしい。

個人的に不満だったのが志々雄と十本刀

あれだけ再現できたのは凄いと思うけどやっぱり違和感だらけ。まず包帯の太さや巻き方がおかしい、もはや包帯ではない。もうただのホラー映画に出てくる藤原竜也にしか見えなかった。

もっとスタイリッシュで傲慢な態度でアニメの声の方がイメージは近い。じゃぁ誰が適役やねんと突っ込まれるとパッと出てこないけど。実写化は難しいと言われてきた志々雄をあそこまで再現できたんだから後編に期待。

前作からですが時間の都合上、ストーリーはある程度改変されています。

映画冒頭、斉藤が志々雄と対峙するシーンや薫が張と剣心の対決時に現れたり、左之は京都大火時に現れたり、十本刀は全員煉獄の中に居たりと細かい改変が目立ちました。

志々雄の影武者がたくさん出てたり、薫が誘拐されて剣心が1人で煉獄に乗り込むクライマックス辺りからはほぼオリジナルに。

前作で出てこなかった蒼紫は急に現れて抜刀斎を殺すとかタダのキチガイになってるし剣心も蒼紫と戦わなきゃいけない理由が弱すぎる。

絡み方が一方的過ぎるし前作から登場させれば良かったのに。

1番の違いは不二が普通の人間サイズになってる事でしょうか。

 

 

映画「るろうに剣心 伝説の最期編」原作との違い

「るろうに剣心 伝説の最期編」の大まかなあらすじを交えて解説していきます。

前半

前編のプレイバックは無し、すぐに後編から始まります。

剣心の幼少期の比古清十郎(師匠)と出会う回想シーンから始まる。目が覚めると師匠の家に居た。師匠に助けられついでに飛天御剣流の奥義を伝授する(天翔龍閃)

剣心が生きてると知った志々雄は政府を脅し剣心(抜刀殺)を指名手配。

シーンは変わって左之と弥彦は剣心と薫を探してる途中、薫が病院に居ると知る。

前編で海に落ちた薫はその後、漁船に拾われたようで助かっていたみたい。記憶喪失や物語に関わる事は何一つありませんでした(笑)

奥義を取得した剣心は操に指名手配されている事を知り葵屋の翁の元へ。

お庭番衆が使っていた裏道を通って志々雄のいる東京を目指すが道中で四乃森蒼紫が待ち伏せしていた。技名は出していないが恐らく九頭龍閃と思われる技で蒼紫を倒す。9連激の突進術だったので多分九頭龍閃かと。蒼紫に勝つがこの時、翁が息を引き取ってしまう

 

中盤

剣心は神谷道場に無事戻るが大勢の警察が剣心を確保し連行される。

抜刀殺の公開処刑が海辺で行わる事を知り薫、左之、弥彦は剣心の元に向かうがなす術ない状態。死刑場には志々雄はおらず方治と十刀数名と雑魚達のみ。処刑の前に方治が抜刀殺時代に殺された人達の名前を読み上げていく。そこでまた例の巴シーンが回想で登場

「伝説の最期だ!」、方治が高らかに叫び剣心が処刑されるかと思われたが処刑人は剣心の首を斬らず罠を切った。処刑人の正体は斉藤一であり剣心の処刑は志々雄一派を捕まえる罠だったのである。ここで疑問だったのが、せっかく薫が剣心の元にやってきて必死に剣心を呼びかけるのに、剣心は何故無反応だったのか。声は絶対聞こえたいたはずなのに…方治達を出し抜く演技の為にあえて無視したのかと解釈しておきます。

 

海辺で剣心達と志々雄一派が闘い始める。剣心と左之は用意された船で志々雄の居る煉獄へ。

海辺での殺陣シーン、ここでやっと十刀の活躍が。恐らく不二らしき人物が警察を刺して何やら言ってますが後ろから斉藤に斬られて死。次に字水、斉藤の元へ突進していくが牙突一撃で死。他の十刀の著しい活躍はありませんでした、十刀とは一旦なんだったのか。

剣心と左之は煉獄の中に潜入、左之は安慈、剣心は瀬田宗次郎と対峙。左之と安慈はひたすら肉弾戦、前作でもこんなシーンあった様な。

映画では特に接点の無かった二人、当然二重の極みの技もありません。防戦一方の左之でしたが最後は股間攻撃からのバックドロップで勝利。映画ではまさかの股間の極みで安慈に勝ってしまうとは。

宗次郎は目に写らないほどの速さの動きではありませんでした実写では十分過ぎるスピードで剣心と闘ってました。最後は恐らく天翔龍閃で倒されたと思います。宗次郎戦では「所詮この世は弱肉強食」など原作に忠実なセリフ回しが目立ちましたね。

 

後半

クライマックスの志々雄戦、とにかくここからのアクションは凄まじかった

30代とは思えない藤原竜也の動き、とにかく斬って斬りかかった攻撃の応酬。焰霊も健在でわんさか刀から火を出して振り回してます。しかし火に関しての説明は特になくまるで初見で観た人は志々雄って魔法使いなんだなって勘違いするでしょ。

志々雄の圧倒的な強さはしっかりと再現されており剣心は歯が立たない状況。剣心が倒れている間に斉藤一参戦。しかし志々雄の前には斉藤も防戦一方、そこに左之も乱入。しかし志々雄に「誰だお前」と言われ斉藤と共にやられる。

すると次に四乃森蒼紫が参戦。映画では志々雄と接点の無い蒼紫がいきなり現れるのか、そしてどうやって煉獄にやってこれたのか。てか、剣心を助ける為に京都からやってきたのか。もはやただの剣心のストーカーでしか無い蒼紫。しかし志々雄の強さの前に蒼紫も簡単にやられます。

剣心が復活し4体1の闘いが始まる。4人同時に対等に闘ってる志々雄凄過ぎるよ…そしてこの4体1の画が撮りたかった為に蒼紫を無理矢理ここに登場させたんだろうなと感じました。

結局4人がかりでも志々雄の優勢は続き、剣心以外の3人は倒されてしまう。しかし長く闘いすぎた志々雄の身体に異変が。戦闘は15分が限界であり由美が止めに入るが由美越しに剣心を刺す志々雄、この辺りは原作通りで良い演出でした。

お互い満身創痍で最終決戦、最後は剣心の天翔龍閃で決着。構え、左足の踏み込みなどしっかりと再現されていましたね。剣心も「天翔龍閃」としっかりと公言していましたし。

 

最後の一撃を食らった志々雄は限界を悟り由美を抱きかかえ階段を上り、「この先、国盗りが控えているんでな。これ以上遊んでやる時間はねぇ」と負けを認めない発言。このセリフ、原作だと最後の一撃の前に放つ言葉であり映画で何故負けた後にこのセリフを出してきたのかが不明。これじゃぁ今まで超カッコ良かった志々雄がただの負けず嫌いなダサい奴に成り下がっちゃうじゃないか。先ほどのセリフを告げて、志々雄は人体発火し燃えて消滅。観てるこっちは不完全燃焼だけど。

剣心達が闘っている間に警官達が放っていた砲弾により煉獄は破壊。そういえば宗次郎と安慈と方治はどうなったのか…煉獄の中に居たのなら死んでると思うがその様な描写は一切無し。

無事に生還した剣心の前に伊藤博文達が登場。こいつ必要だったんかなと?何考えてるか良く分からないし空気の読めない最後の敬礼シーンもBGMとミスマッチで最後にアレは無いなと。

一層、悪役にして逮捕された方が良かったんじゃ…

 

その後時が流れ、神谷道場で平和に暮らす剣心達。最後に剣心が薫に「共に過ごそう」(セリフ忘れた)告白ともとれるセリフで終わり。ちなみに操、蒼紫、斉藤、師匠やらのその後、巴の墓参りのシーン、志々雄地獄編などはありませんでした。

 

 

 

まとめ

ハリウッドに負けない、日本が誇る実写映画。

自分の中では期待以上のでした。

非現実的な殺陣を今の日本技術で忠実再現されており、前作以上のスケールとアクション、ハラハラの展開とストーリーで134分飽きずに観る事ができた。

 

 

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