アコヤガイモニタリング調査結果概要(令和元年10月17日:調査日)

1 調査結果の概要
・肉質に関して、健康度の指標となるグリコーゲン含量の平均値が昨年同月値より低く、一部の海域で3%を下回っていることから、栄養状態は昨年同月と比べて低いと判断された。
・貝柱の赤変個体は3個確認された、赤変度合を示すa値の平均値は昨年同月値と同程度であった。

・今回の調査でも貝の栄養状態の低下が確認されたほか、目視で外套膜の萎縮が認められる貝もあることから、貝の管理にはこれまで以上の注意をお願い致します。

2 調査結果一覧

育成 漁場※1 貝の種類 グリコーゲン (%) a値 (平均値) 備考 赤変個体数(測定数20個)
南部 日本貝 3.3(3.7)  0.5( 1.3) 赤変個体数1個
南部 日中交雑貝※2 3.2(4.0)  0.3(0.1) 赤変個体数0個
中部① 日中交雑貝 3.8(2.3)  1.0(0.6) 赤変個体数1個
中部② 日中交雑貝 2.7(2.9)  0.8(0.5) 赤変個体数1個
北部

 

平均

日中交雑貝

 

 

2.1(4.8)

 

3.0(3.5)

-0.3(0.2)

 

0.5(0.5)

赤変個体数0個

 

 

*1 南部:由良半島以南 中部:由良半島から三浦半島 北部:三浦半島以北
*2 日中交雑貝:日本貝と中国貝の交雑貝
( )内は昨年同月の数値

3 調査方法
5月から11月まで月1回(概ね第3週)、各漁場・種類毎に20貝を分析。

4 測定項目および判断指標
・グリコーゲン含量:アコヤガイの栄養の蓄積状況を示す指標で、数値が高いほど健康状態が良好。
・a値      :閉殻筋(貝柱)の赤色度を示す指標で、数値が高いほど赤みが強い。
赤みを帯びた黄色で3、明らかな赤色で5以上。