アコヤガイモニタリング調査結果概要(平成29年7月20日:調査日)

1 調査方法
5月から11月まで月1回(第3週)、各漁場・種類毎に20貝を分析。

 

2 測定項目および判断指標
・グリコーゲン  :アコヤガイの栄養の蓄積状況を示す指標で、数値が高いほど健康状態が良好。
・a値      :閉殻筋(貝柱)の赤色度を示す指標で、数値が高いほど赤みが強い。
赤みを帯びた黄色で3、明らかな赤色で5以上。

 

3 調査結果一覧

育成 漁場※1 貝の種類 グリコーゲン (%) a値 (平均値) 備考 赤変個体数(測定数20個)
南部 日本貝 7.4(4.4)  0.1(0.5) 赤変個体数1個
南部 日中交雑貝※2 8.6(7.2)  0.0(0.3) 赤変個体数0個
中部① 日中交雑貝 10.2(9.3) -0.7(-0.5) 赤変個体数0個
中部② 日中交雑貝 11.2(9.8) -1.0(-0.4) 赤変個体数0個
北部 日中交雑貝 2.2(4.2) -0.7(-0.3) 赤変個体数0個

*1 南部:由良半島以南 中部:由良半島から三浦半島 北部:三浦半島以北
*2 日中交雑貝:日本貝と中国貝の交雑貝
( )内は昨年同月の数値

 

4 調査結果の概要
・肉質に関して、健康度の指標となるグリコーゲン量は、北部以外の海域では3%を上回っており、概ね良好と判断された。
・貝柱の赤変個体は、南部海域において1個体確認された。赤変度合いを示すa値は、前年と比較して全ての海域で低い傾向であった。

・今後、水温の上昇に伴い、アコヤガイ赤変病が進行するとともに、貝の活力が落ちてくることが考えられますので、貝の管理には十分注意してください。